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個人レベルのがんばりが観光地を救う - 4合目

第6章 北村検事への反論


前橋地方検察庁の北村検事も前橋東警察の生方氏と同じように
私の処分をはっきりさせようとはしません。 
3回目の検察での話し合い(?取り調べ)で3月中に「起訴し
て連絡する」と約束をしたのに、その約束を守ってくれません。 
最初の話では去年の11月中にははっきりさせると言っていたの
です。 

(追記*強制捜査から364日目にして「公判期日召喚状」が
来ました。) 

最初の印象は警察官達とは全く違って、好青年に見ました。 

最初と今で変わったところは「自分で判断する」と言っていた
のが「私ごときでは判断できない」となったことです。 
そして、好印象を与えない接し方に変わってきました。 
裁判になれば「敵対関係」になるのですから自然ないことです。 

北村氏が半年の間、私の処分をはっきりさせようとしない理由は
どんなことでしょうか? 

処分をはっきりさせない理由その1 
最初に簡単に事件を調べたところ被害者もいないし問題性も希薄
なようなので早く結論が出せると思った。 
松浦という人間も悪いヤツではなさそうだ。 
しかし調べ直したら松浦は危険人物だ。 
この事件を利用して、警察や他の役所の悪口を広めようとしてい
る。 
こういう反体制主義者には慎重に対処せねばならない。 

処分をはっきりさせない理由その2 
事件の背後の黒幕のことを調べるため。 
松浦がやっていた仕事は旅行業法に照らせばグレーな業態だが、
顧客も多く社会貢献もしていた。 
その会社を廃業に追いやる方が悪い。 
警察と組んで、まじめな零細企業をつぶした全国旅行業協会。 
それにその背後の黒幕について調べる時間が必要だから。 

私としてはこういうことに「期待」したのですが、期待などとう
てい無理な話なのでしょう。 


処分をはっきりさせない理由その3 
単なる怠慢か、引き延ばし工作か。 
検事になるような優秀な人が自ら約束した期日を、自分の怠慢や
無知や忙しさを理由に連絡もなしに引き伸ばしをするものだろう
か? 
ここは時間稼ぎ、松浦から「謝罪」の言葉を聞くまでは、ほって
おくことだ。 


観光立国法という法律があるそうです。 
外国人観光客の数を年間2000万人にまでしようという「法律」だ
そうです。 
今は年間数百万人ですか? 
資格がなければホテルの予約代行もできない、そんな法律がある
限り、観光客の数を増やすことはできません。 
インターネットを使って予約をする人は自らの意思のある人に
限定されます。 
してもしなくてもどっちでもよい観光というものは一人一人を勧誘
し案内するという作業がなくてははじまりません。 
観光産業従事者一人一人の仕事への意欲をなくす既得権者の存在が
悪なのです。 


2度目の取り調べで北村検事の机の上の「教科書」が印象的でした。 
タイトルが「旅行業法の解釈」とかいうもので、資格をとるための
学生が読むような本に見えました。 
公務員が、憲法にある条文の通り、「全体の利益に貢献する」こと
を目的にして仕事をするとしたら、上っ面の文章を楯に取ることな
どせずに、「実体経済の将来」という視点で事件の本質を考えるべ
きです。 
教科書で調べるのでは「資格」は取れても、全体の利益に貢献する
ことはできませんよ。 

そして、税金ばかりが増えて国自体が破綻します。 
国が破綻しても私はたいして困りませんが、最初に困るのはあなた
たちです。 


北村検事が私に主張することはこうです。 
「役人に対する抗議にしろ、法律を変えるための社会運動にしろ、
堂々とすればよい。 しかし、松浦は許認可を放棄してやっている。 
資格許認可を持ったままでも何でもできたはずだ。」 
同じことを2度ほど聞きました。 
資格を持っていたら逆に規制・圧力・いじめを受けることに甘んじ
なければならなかったのです。 
だから、離れて仕事の制限をしてやっていた。 
法に触れないようにです。 
しかし、既得権者からはそうは見なかった。 
生意気にホームページで公言してまでやっている。 
そう見えたから、被疑者にされたのでしょう。 
こうなったら、逆手に取って私の主張をしていきます。 

資格許認可にしても、納税にしても同じことですが、役所の数が多
すぎる。 
税金一つとっても税務署だけではなく市役所と県庁それぞれに支払
わなければならない。 

その他にも車の税金。 
個人所得は源泉徴収に。厚生年金、労働保険。 
そうです消費税もありました。 
その上業種事に届けを出したり上納金を払うわけです。 
いいかげんにしてほしい。 

1年に1回、決算書を作って納税する。 

それだけで十分ではないですか! 

経営者はみなそう思っています。 
資格許認可放棄は会社を継続するためのリストラ策という意味合い
もあったのです。 


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