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個人レベルのがんばりが観光地を救う - 4合目

第14章 経営者仲間へ伝えたいこと


特に中小企業家同友会の活動の中である時期私の態度が変わって、悪い
イメージを持った方がいると思います。
度々飲む機会のあった人ならそうはならなかったでしょうが、中間の距
離感の中で接してきた人にそういう態度を意図して作ってきました。

経営者の常識、一般論として「役所との関係を良好にすること」という
ことがあります。 
それがいけないと思ったのです。
役人のほとんどは社会主義者で、あらゆる仕事の採算を考えない。
私たち経営者は事業の収支でマイナスになったら自分の存在そのものが
否定されるから常に収支を大事にする。
でも、役人にはそういう考えがない。
結果、国の借金と重税です。

経営者が役人とうまくやる。
その時点で国の借金の増加と重税を認め荷担していることになる。
補助金をもらって、それが立派なことのように思っている経営者なども
っての他。
他人から見たら「立派な社長さんが」役人にはこびを売って、補助金を
もらう。
自分の会社や業界を良くするためという名目で役人の助けを乞う。
そういう姿を見ていると、いてもたってもいられなかったわけです。
それが、悪ぶった冷たい態度となりました。
結果、警察の強制捜査となりましたが、自分の信念でやったこと、後悔
など意地でもしません。

わざわざ出かけていってまで、この事をいうまでしないかわりに、「か
ってにやってろ、私は関係のないところで生きるから」。
そう考えての資格許認可放棄だったのです。
決算と納税は人並みにしていたし、なにより、自分の関係する世界では
「信用」を大事にし、経済活動全体に貢献し、お客さんにも喜ばれてき
た。
地震で8割減でも社員の独立制度と私自身が全部の仕事をすることで経
営を維持させてきた。
補助金などに頼ることはずっとなかった。
ところが、自分と合わない世界と距離を置こうとしても、そうはさせて
くれない。
向こうの方から、こんな形で追っかけてきた。
本当に関係のないところに行くか、表舞台で、堂々と発言をしながら生
きていくのか。 

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